空調が効かない・電気代を下げたい

工場の空調が効かない原因の多くは、屋根から絶えず流入する輻射熱にあります。IS遮熱シートで熱の侵入そのものを抑えれば、空調の負荷が下がり、電気代の削減と作業環境改善を同時に実現。製造工場では施工前後で電力使用量が約62%減、空調導入台数を約30%削減できた事例もあります

こんな状況に心当たりはありませんか?
  • 冷房をフル稼働させても室温が下がらない
  • 空調設備を増設したが、電気代だけが膨らんでいる
  • スポットクーラーの台数がどんどん増えている
  • 空調の設定温度を下げても体感が変わらない
  • 省エネ目標があるが、空調を減らすと現場から苦情が出る
  • 新築工場の空調台数を抑えたい

空調が効かない原因は輻射熱にある

空調は室内の空気を冷やす設備です。空気の温度は下がっても、屋根から放射される輻射熱が降り続ける限り、冷やす→温まるのいたちごっこが続きます。

熱の伝わり方には3種類あります(屋根の場合)。

輻射熱(放射熱)

赤外線として屋根から直接室内に届く。夏場の熱エネルギーの約93%を占める

対流熱

暖められた空気の移動で広がる。換気で一定の対策が可能(約7%)

伝導熱

物体の接触面を通じて伝わる。屋根構造体から直接伝わる(約0%)

空調が冷やせるのは空気(いわゆる対流)のみ。熱エネルギーの大部分を占める輻射熱には直接作用しません。空調の効きが悪いと感じる工場では、輻射熱の侵入量が空調の冷却能力を上回っている可能性があります。

冷やすより暑くさせないという発想

IS遮熱シートは、屋根下に貼ることで輻射熱を最大97%反射し、室内への熱侵入を抑えます。空調が暑くなった空気を冷やすのに対し、遮熱はそもそも暑くさせないアプローチです。

遮熱と空調の併用効果

遮熱シートで熱侵入を抑えると、空調が冷やすべき熱量そのものが減ります。

  • 冷房の設定温度を上げても快適な温度を維持しやすくなる
  • 空調の稼働台数や稼働時間を削減できる場合がある
  • 空調設備の負荷が下がり、機器の寿命延長にもつながる

事例:工場の空調導入台数を11台から8台に削減

工場の空調設計段階でIS遮熱シートを組み込むことで、必要な冷房導入台数を抑えられた事例です。

前提条件

  • 対象建物:床面積1,300㎡
  • 用途:新規事業のための温度管理が必要な工場
  • 検討対象:10馬力パッケージエアコン(冷房能力28kW/台)

必要冷房能力の試算

工場用途の冷房負荷目安は約220W/㎡。1,300㎡では合計286kW(=1,300×220W)の冷房能力が必要となり、28kWで割ると約11台の設置が想定されました。

IS遮熱シート施工による効果

施工前後で屋根面内部温度を計測した結果、Before 25.3℃ → After 13.4℃(-11.9℃)を確認しました。
室内温度を2〜3℃緩和することで、空調負荷を約30%低減できる試算です。想定11台に対し、実際の設置は8台で十分機能しています。

指標 当初想定 施工後の実機運用
パッケージエアコン台数 約11台 8台
空調導入費 約30%削減
運転状況 外気温35℃でも6台稼働で十分

施工済み現場からお声

  • 設定温度25〜26℃で快適に運用できている
  • 外気温35℃の日でも6台稼働で十分。冷房が寒く感じる時もある

本事例はカーボンマネジャー(レベル4)資格を保有する株式会社コスモウェーブ・瀬口浩幸氏の監修のもと、研究レポートとして実測検証されています。

※効果は建物構造・環境条件・空調設備の種類により異なります

電気代削減の考え方

遮熱シート自体は電源不要で、ランニングコストがかかりません。さらに、空調効率の向上による電気代の削減効果も期待できます。

項目 遮熱シートなし 遮熱シート導入後
屋根からの熱侵入 輻射熱がそのまま室内に到達 95〜97%を反射してブロック
空調の負荷 50℃近い熱気を28℃まで冷却 熱侵入が少ないため、30℃程度→28℃で済む
空調の稼働 フル稼働でも追いつかない 稼働台数・時間の削減が可能
電気代 冷却に大電力が必要 冷却エネルギーが大幅に減少

「50℃→28℃に冷やす」と「30℃→28℃に冷やす」では、必要な電力量に大きな差が生じます。遮熱で熱侵入を抑えることが、電気代削減の第一歩です。

導入シミュレーションのご提案

石蔵商店 建材事業部では、関連資格を保持する専門スタッフが、建物の構造や用途に応じた導入シミュレーションを実施しています。

  • 遮熱シート導入後の温度変化の試算
  • 空調設備との最適な併用プランの提案

※シミュレーションには別途費用がかかります

よくある質問

遮熱シートは輻射熱の侵入を抑える製品です。空調をゼロにすることを保証するものではありません。ただし、空調の稼働台数や設定温度の調整で電気代を削減できるケースは多くあります。
はい、既存の空調設備と併用する形で導入できます。遮熱シートと空調を組み合わせることで、空調単体よりも効率的に室温をコントロールできます。
はい、冬場は保温効果が期待できます。弊社事例の年間モニタリングでは、冬場(1/25・外気温5.7℃)に未施工21.1℃→施工24.0℃と、約+2.9℃の保温効果が確認できました。夏は遮熱、冬は保温で、年間を通じた空調効率の改善につながります。
施工完了後、すぐに輻射熱の反射効果が発揮されます。体感での温度変化は、施工直後から感じられるケースが多いです。
最適な空調導入をご案内します

貴社の建物・稼働条件での空調台数削減や電気代削減の見通しをシミュレーションします。IS遮熱シートと空調で最適な空間を実現します。

お電話でのお問い合わせ 092-622-3033(平日09:00〜17:00)